リン酸処理を使用!消泡剤の役割を知っている?

リン酸処理を使用!消泡剤の役割を知っている?


リン酸処理とはどういうものか

リン酸処理という名前を聞いたことがあっても、一体何のためにやることなのかがわからない人もいるでしょう。リン酸処理とは主に金属がさびてしまうのを防ぐための処理として用いられています。メッキによって金属表面を覆うことにより錆を防ぐという方法も行われていますが、リン酸処理をすることでも腐食に強い金属表面を作り上げることが可能です。原理的にはとてもシンプルで、金属表面をリン酸で処理することによって溶解させてしまい、金属のリン酸塩を生成させて表面を覆うことにより酸化体制が高い表面に仕上げるというものです。鉄のように錆びやすい金属でもリン酸鉄は錆びることがなく、表面に膜を形成するので効果的に腐食防止ができます。

リン酸処理に使われる消泡剤の役割

リン酸処理によって金属の腐食を防ぐためのリン酸塩の膜を作るときには消泡剤がよく用いられています。消泡剤とは泡を発生しにくくする、あるいは発生した泡が消えるようにするために添加される物質です。リン酸処理の場合に用いられるのは前者の泡の発生を抑制するタイプの消泡剤で、リン酸処理後の金属表面を滑らかにするために用いられています。リン酸と金属の反応によって水素ガスが発生してしまい、リン酸鉄などの表面膜の中に取り込まれてしまうことがあります。それが原因で表面がざらざらになってしまうことが多く、金属製品としての品質低下の原因になるのです。しかし、消泡剤を入れておけば泡の発生が最小限に抑えられて品質が低下せずに済みます。

リン酸処理は化学薬品を使うため安全に留意しなければなりません。保護具で肌や目を守ったり、換気でにおいを抑える工夫が必要です。